本日は東京都荒川区にあるマンションの安全パトロールへ行きました。
当該現場は10階建ての建物で、現在は下地工事、シーリング工事、ならびに屋上防水工事が進行中です。
●足場点検
屋上を廻り足場内の点検へ。
7月に入り、梅雨の中休みとはいえ気温の高い日が続いており、こまめな休憩や水分補給が必要な時期です。本日は足場に上がる前に、当現場で実施している熱中症対策について確認と検討を行いました。
●品質向上のための施工方法
経年劣化により、浸食が進行している箇所や施工が困難な部分については、弊社代表より、低コストかつ高品質な仕上がりが実現する方法についてアドバイスをいただきました。その内容を踏まえ、工事を進めて行く中で対応方針がより明確となり、施工計画にも一層の具体性が加わりました。
●居住者様ファーストの対応
当マンションは各階がセットバック(ひな壇状の造り)になっており、各階に足場を設置しなければ施工ができない構造です。そのため、バルコニー内に足場のパイプを立てる必要があり、居住者様にとって危険を伴う可能性が生じてしまいます。そこで、すべてのパイプに緩衝材を取り付け、安全面への配慮を徹底していました。
●居住者様に分かりやすい掲示物の工夫
エントランス内に設置された工事看板には、通常、一週間の工事予定や洗濯物を干してよい日・干せない日といった「洗濯物情報」、そのほかの注意事項などを随時更新して掲示しています。
その中でも特に印象的だったのは、担当者が自身の言葉で伝えたいことを、一言直筆で添えていた点です。居住者様にとって非常に分かりやすく、安心感を与える取り組みであり、「居住者様ファースト」の姿勢が感じられる素晴らしい対応でした。
●最後に
狭小地での施工ではありますが、現場代理人のセンスと工夫により、現状を最善にしようとする意識が随所に感じられました。また、本日の安全パトロールでは、施工方法に限らず、居住者様とのコミュニケーションの取り方や、暑さの厳しい夏季における安全管理の工夫など、多くの学びが得られる充実した内容となりました。
さらに、現場代理人の人柄もあり、1階店舗の方々や住人の皆様との関係も非常に良好である様子がうかがえました。
今後ともこの良好な関係を継続し、無事故・無災害で工事を進めてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。