大規模修繕工事 安パト日記 2023 ver.6

本日は南大井にある現場の安全パトロールに行きました。

勾配のある斜屋根が特徴的な形状であり、エントランス付近には象徴的な保土ヶ谷宿の街道松が植えられていました。

  • 現場環境

今年の7月より全ての現場に経口補水液「アクアソリタ」を導入しております。これまでの熱中症対策(塩飴など)では、今年の酷暑には対処しきれなかったため、経口補水液を追加いたしました。夏場の作業は熱中症が一番の危険要素になりますので、引き続き、供給していきます。

  • 掲示・広報

バルコニーの手摺に全ての部屋番号を掲示しています。これにより、職方さんへの現場指示とその指摘箇所が分かりやすくなりました。

各フロアの昇降階段の踊り場に階数表示がされており、分かりやすい作業動線が確保されています。

お客様用の掲示についても、具体的な工事内容が分かりやすく記載されておりました。

  • 品質

下記の箇所では、タイルと塗装の境目が綺麗に施工されており、職方さんの技術の高さが伺えました。

▼バルコニー天井とタイル壁面との塗装の境目

▼扉まわりのシーリング

▼バルコニー内ウレタン防水とタイル壁との境目

タイル目地の小さなキズにおいてもタイル1枚ずつ検査しており、現場代理人が頻繁に足場に上って、検査し、品質管理していることが伺えました。

  • 現場環境

現場事務所はもちろん、資材置場においても整理整頓ができておりました。建設現場では「5S活動」と呼ばれる「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」ができている現場は事故が少ないと言われています。

  • 改善が必要な点

足場は綺麗に組まれておりましたが、メッシュシートに'たわみ'が確認されました。専用部材(シートクランプ等)を使用し、足場3段ごとにメッシュシートを引っ張りながら組むと、シートが綺麗に張り、見映えがかなり改善されます。また、'たわみ'がないほど、メッシュシートの隙間も出来にくくなりますので、隙間からの材料等の落下防止にもなります。

斜屋根部分の防水施工の際に必要な足場として、パイプを設置しておりますが、パイプの間隔を少し狭くする方が安全である旨を指示いたしました。間隔が狭くなると、足場を上げる手間が増え、施工効率は落ちてしまいますが、ここは安全を最優先でお願いします。また、間隔においては、着工前の計画の段階で具体的に決定するように指示いたしました。

もうすぐ現場も終わりが近づいております。より一層、安全に注意し、施工対象外であった廊下床面を専用洗浄剤で十分にクリーニングした上で、お客様へ引渡しできるよう、頑張っていきましょう。