本日は東京都新宿区にあるマンションの安全パトロールを実施しました。
現場は7階建てで、現在足場が組み終わり、これから防水・塗装工事を進めていく状況です。

●足場点検
屋上を廻り足場内の点検へ。今回、屋上防水工事は対象外ですが、既存の防水層を損なわないよう十分に配慮した施工が行われていました。

●施工対象外部分への対応
屋上工事は予定されていませんが、現状をより良くできる箇所はいくつか見受けられました。将来、建物へ影響を及ぼしそうな部分については、影響を与えないような適切な対応をしたいところです。その点について、どのようにすべきか話し合いを行いました。

●バルコニー内の施工
築年数の経過した建物であるため、施工範囲が広く、技術的な工夫が求められる部分も多くあります。特に室外機の移動については、居住者様の生活に配慮した施工手順について、現場で具体的な方法を話し合いながら進めていく予定です。

●動線上の安全確保
居住者様の動線上においては隣地が近いこともあり、足場の突起物による接触事故のリスクが懸念されます。そのため、動線上の各所には緩衝材を用いた養生を施し、居住者様の安全確保に努めていました。

●作業員への配慮
敷地が限られている中で、空いているスペースをどう活かし、作業効率と安全性を確保するか工夫がなされています。倉庫前には屋根を設置し、雨天時でも作業が滞らないように配慮をしていました。また、風対策としての養生も適切に行われており、現場環境の整備がしっかりとなされていました。

●隣地への安全対策
隣地が近いため、特に注意しなくてはならないのが物の落下による隣地建物の破損です。1階部分には足場の外側に落下防止用のネットを張り出し、万が一の事態に備えていました。

●最後に
当マンションは隣地との距離が非常に近く、足場を組み立てる段階から慎重な対応が求められてきました。いよいよ本格的に工事が始まり、気の抜けない状態が続きますが安全意識を高く持ち続け、足場解体まで気を緩めることなく全力で取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
