いつものマンションが危険な工事現場へと一変

2021年初めての安全パトロールです。

今日は2月中旬にも関わらず、10℃を下回るとても寒い日でした。

 

今日は埼玉県の3現場をパトロール。

 

1件目は蓮田市にある閑静な住宅街にあるマンションで、静かな街に足場組立作業の作業員の声が響きます。

 

現場に到着した際は廊下内の足場組立作業中でした。廊下を通るときに「歩行者通ります。作業を止めてください!」と大きな声。我々が通行することをいち早く作業員に伝えてくれました。誘導員2名体制で安心の安全誘導でした。大規模修繕工事はいつものマンションが危険な工事現場へと一変します。居住者様が安心して生活できるよう、誘導員は「早く・分かりやすく」が求められる非常に重要な役割を担っていますね。

 

足場が完了している面の1階廻りをパトロールしたところ、昇降階段の入口に施錠がされていません。カラーコーンで囲われていますが、夜間や休日はどんな人が侵入するか分かりません。防犯対策として、施錠付きの扉を取り付けるよう指示しました。

 

2件目は春日部市のマンション。

 

周りに高い建物が少なく、風が吹くとビル風となり、強風が吹くそうです。足場上での作業中は道具や材料が飛散しないよう、注意が必要ですね。

 

足場へ上がってみると、至る所にメッシュシートのすき間があったり、風のせいで紐がほどけているところも多く見受けられました。このマンションは11階建てです。その高さから小さな道具が落下してしまえば大事故になりかねません。既に作業が始まっていますので、早急に是正をおこなうことと、毎日の足場点検を十分におこなうことを指示しました。

 

さらに、足場の安全表示が少ない印象を受けました。足場で作業しているとどうしても安全に対する注意が散漫になります。そのために注意喚起の表示は多く取り付けましょう。

 

3件目は大宮区のマンション。

 

駅近くの人通りも車の出入りも多い大きなマンションです。第3回目の大規模修繕工事をおこないます。

 

足場が7割ほど完成した状態でのパトロールで、ところどころ未完成な部分が多い印象でした。落下防止の層間ネットや水平養生が整っていない部分がありましたので、是正を指示しました。

 

このマンションは一面が線路と隣接しており、3月に足場架設を予定しています。無事故で完了するよう、改めて作業前に作業員全員で危険予知・手順確認を徹底しましょう。