本日は埼玉県さいたま市にあるマンションの安全パトロールへ行きました。
現場は、22階建ての2棟が連なる構造のマンションです。現在、補修工事をはじめ、防水や塗装など各所でさまざまな工事が進行中です。
●足場点検
屋上を廻り、足場内の点検へ。
高層階ということもあり、風が強く吹きやすいため、吹き流しを設置していました。この日は風も穏やかで、パトロールは順調に進められそうです。
●屋上~足場への渡り
足場から屋上へ入っていくにあたって隙間なく安全に通行するために、渡りを設置します。その際に想定される危険なポイントとして、つまずきや転倒などが挙げられるため、段差には分かりやすい表示を行い、手すりと巾木を設置していました。
●強風対策
高いマンションになると風の吹き方が比例して強くなります。当マンションにおいても、強風時には作業の中断といった判断が必要となります。
また、作業員も風の状況に応じて、装備品や作業内容の検討を行います。最上階にこの様な吹き流しを設置し、地上からでも上空の風の様子が確認できるようにしていました。
●外壁塗装工事
22階という高所での作業ということもあり、作業員たちは非常に神経を使う工程でした。風の強いマンションであるため、しっかりとした養生が必要となりますが、丁寧な作業が行われていたことで、非常にきれいな仕上がりとなっていました。
●作業員への周知徹底
22階建ての建物であるため、作業員が全てのフロアの廊下を通ると、汚れなどの問題が発生する可能性がある為、おおよそ3フロアごとに共用廊下を使用できるようにしていました。
エレベーター内には、降りて良い階のボタンにシールを貼り、使用可能なフロアを明示していました。また、各フロアの廊下にはしっかりと養生が施されていました。
●駐車場出入り口
当マンションは駐車場が建物内部にあるため、足場を組む際には車路と干渉する部分が生じます。そのため、鉄骨で構台を組み、その上に足場を設置していました。この際、上部に開口部ができやすくなりますが、各所に板などを敷設し、隙間をしっかり塞いで安全を確保していました。
また、鉄骨の柱まわりには緩衝材が巻かれており、下部の養生もしっかりと施されていて、居住者の方々への配慮が感じられました。
●お客様用掲示板
当マンションは世帯数が非常に多く、広々としたエントランスには多くの居住者の方々が通行します。工事の掲示板は1棟ごとに分けて設置されており、毎日の作業内容が記されています。工事に対して居住者の方々にも分かりやすい内容となっており、電工掲示板も同様に親切なものとなっていました。
●一斉清掃
本日は多くの作業員さんが入場していたため、現場全体の掃除を実施しました。
人数が多かったことから、普段見落としがちな植栽の中や地面の目地の隙間なども丁寧に掃除をし、大人数だからこそできる箇所を重点的に作業しました。
●安全講話
詰所内に全員が集合したため、やや手狭ではありましたが、作業員に優先して着席してもらい、資料を用いて建設業における事故事例の水平展開や、日々の業務における姿勢・安全対策について周知を行いました。これにより、改めて高い安全意識を持つことができました。
●最後に
常に多くの作業員たちが動き回る現場で、現場代理人も精力的に対応している様子が見られました。その中でも工事は順調に進んでおり、これも当現場所長の『起きた問題はその日に解決する』というモットーがあるからこそ成されることであると感じました。
今後も暑い季節がやってきますが、竣工まで気を緩めず無事故・無災害で
頑張って行きますので引き続きよろしくお願いいたします。