工事名: サンシティ東の丘棟 大規模修繕工事
所在地: 東京都板橋区
築年数: 37年(1977年築)
棟数・階数: 4棟(K・L・M・N棟)・4階
お客様からいただいたご要望
「居住者がストレスを感じることなく生活できるように、工事中の騒音を最低限におさえて欲しい」。そこで、棟委員の方や専門部会の方々と綿密な打ち合わせを重ね、最善の工法を検討・選択することで、ご要望にお応えすることができました。
また、「バルコニーの手すりを交換することで、強度が弱くなるのでは」と不安を感じられている方がいらっしゃるということでしたので、テスト施工と試験を何度も試みました。その結果、すべての居住者さまに安心と安全をお届けできたと思います。
現場監督の取り組みや工夫
工事の品質はもちろん、居住者さまの安心・安全を最優先に考えて工事をさせていただきました。また、居住者さまへのあいさつやちょっとしたご意見にも耳を傾け、工事中のストレスを最低限におさえる環境づくりに注力しました。
お客様インタビュー
工事はもちろん、居住者ひとりひとりの要望にも丁寧に対応してくれて、お互いに忘れられない工事になりました。東京23区内で他に類を見ないほどの豊かな自然に恵まれたサンシティ。
東京ドーム3つ分ほどもある広大な敷地内には、バーベキュー広場やプール、テニスコートなどが備えられ、春には桜、秋には紅葉と四季折々の自然を楽しむことができます。またサークル活動も盛んに行われており、居住者はダンスや陶芸、木工などを楽しみながら豊かな暮らしを満喫しています。
そんなサンシティの中でもとりわけ自然豊かな住環境にあるのが、4棟からなる低層階のサンシティ東の丘。大規模修繕工事が3回目となる今回は、劣化の激しいバルコニーの鉄製手すりをアルミに交換することを検討していました。 実は1回目の大規模修繕は、太陽さんに工事をお願いしたのですが、居住者への対応が不器用だったこともあり、2回目の工事は別の会社に依頼した経緯があります。
3回目の工事となる今回は、再び太陽さんにお願いすることになったわけですが、結果として大成功。工事のできばえももちろんですが、居住者ひとりひとりの細かな要望にも丁寧に対応してくれました。振り返ってみると、お互い忘れられない工事になったのではないかと思います。
提案してくれた居住者サービスが魅力的で、太陽に決めました。
Q.今回の工事で太陽を施工会社に選んだ理由をお聞かせください。
F様:
今回の工事では、サンシティ内で大規模修繕工事の実績がある5社に見積もりを依頼して、提案していただきました。コストが安かったということもそうですけど、それ以上にプレゼンがなかなか良くて。とても熱意を感じましたし、バルコニーまわりのサービス提案が気に入って、太陽さんに決めました。
I様:
大規模修繕工事ともなると、居住者側の準備がなかなか大変で。中には年配の方もいるので、臨機応変に対応していただけないと、不満が出てしまいますから。そういったところにも対応していただけるというのは、選定する上で本当に大きなポイントでした。
S様:
実は・・・今から25年前の1回目の大規模修繕工事の時も太陽さんにお願いしたのですが、その時はちょっと問題があったんですね。工事自体に問題があったわけではないのですが、何件かの方のバルコニーの植栽を傷つけてしまって。ですから、今回の大規模修繕に関する説明会の場では、居住者から「1回目のようなことはないようにしてほしい」という声も上がっていました。
F様:
でも、プレゼンのときに、太陽の社長さんが「久しぶりに指名を受けたので、全力を尽くしてがんばります」と言ってくれて。とても熱意が伝わりました。だから、今回はきっといい仕事をしてくれるんじゃないかなという予感はありましたね。
Q.居住者の皆さんの合意形成で大変だったことや配慮されたことはありましたか?
S様:
鉄製の手すりをアルミに換えるというのは、14棟あるサンシティの中でもはじめての試みでしたので、居住者向けの説明会やアンケートをおこなうなど1年半以上かけて準備・検討してきました。その甲斐もあって、定期総会では総議決権数の4分の3以上の賛成があり、工事が決まりました。ですが、「工事音がうるさいんじゃないか」、「アルミの手すりで強度が保てるか」といった疑問や意見もいただきまして。このことをしっかりと受け止め、資料を作成するなどひとつひとつ丁寧に対応していくことで、3ヶ月後の臨時総会では、工事計画に対してほぼ全員の賛同を得ることができました。
職人の方々のあいさつから騒音を最低限におさえた工事まで、
すべてに居住者への細やかな配慮が感じられました。
Q.施工期間中の対応などで印象深かったことはありましたか?
A様:
工事の音に対しては始まってみなければわからないところもあって心配もしていたのですが、掲示板だけでなく、各戸にもその都度、的確なタイミングで工事スケジュールの案内を配布していただいたので、居住者からのクレームはありませんでした。
事前に分かっているというが大きかったのでしょうね。居住者も不安なく工事に臨めたのではないかと思います。
S様:
現場代理人の中村さんのご尽力も大きかったですよ。最初は古い手すりを撤去するのにかなり音が出てしまう工法を予定していましたが、中村さんがいろいろと検討してくれて、騒音を最小限におさえた工法を開発・採用してくれましたからね。技術的にも高い工事だったと思います。
I様:
1回目のことがあったので心配している居住者もいたと思うのですが、今回の工事では居住者へ気配りをしながら工事をしていただけたと思います。各戸への案内の配布もそうですが、内容もよかったですね。会社の代表電話ではなく、「何かあったらすぐにお電話ください」と中村さんの携帯の番号が記載されていましたから。いつでも繋がるという安心感があったと思います。実際に電話をした居住者もいたようでしたが、みなさんスピーディに対応してもらったと言っていました。
Q.その他、現場代理人や職人の対応はいかがでしたか?
S様:
中村さんは誰よりも早く来て、マンションの周りの掃除してくれるんですよ。
そういうちょっとしたところに、居住者に対する配慮があらわれていたと思います。
A様:
職人の方に対しても管理をしっかりとしていただいたおかげで、居住者とのあいさつも日常的におこなわれていました。太陽さんの「工事をさせていただいている」という姿勢が伝わったのでしょうね。居住者も「工事をしてもらっている」という意識になって、お互いによい関係を築くことができたのではないかと思います。
F様:
太陽さんの教育がしっかりできているんでしょうね。本当に1回目の時とは全然違いましたよ。無用なトラブルもありませんでしたし。よりよい大規模修繕工事を進めていくためには、信頼関係ができているということが大切なんだなと思いました。
K様:
工事の技術もそうだし、居住者への対応もそうだけど、太陽という会社に大きな成長を感じましたね。
工事のできばえ以上に太陽という会社に対して
居住者全員が満足しています。
Q.工事を終えてみての感想をお聞かせください。
S様:
中村さんの人柄もあったと思いますが、プレゼンで提案していただいた以上に対応してくれて、本当に満足しています。今回の大規模修繕のことをサンシティの会報誌に掲載するために、居住者に感想を聞いて回ったんですけど、みんな口をそろえたようにまず「業者が良かった」と。バルコニーの手すりが新しくなって良かったと言うかなと思っていたんですが、何より太陽さんが良かったっていうんですよね(笑)。私もそう思っていたんですけど、居住者みんながそういう印象を持っていたんだなと再認識させられました。
F様:
実際はプレゼンどおりにやるとなるとなかなか難しいことだと思うんですよね。でも、プレゼン以上にしっかりやってくれた。どんなによい工事でも、居住者から少しくらいは不満の声って出てくるじゃないですか。でも、今回はそういう声が一つもなかった。珍しいよ。一般の居住者の方が、ここまで褒めるのって。
I様:
さらに、建物もこれだけ立派に生まれ変わって。他の棟の方は羨ましがっているんじゃないですか。本当にね、最高ですよ。
Q.「こんなサービスがあれば、もっとよかったのに」と感じられたところはありましたか?
F様:
これ以上はないですよ。いろいろとムリも言いましたが、すべてに対応してくれましたし。工事の契約をしたのが2013年の6月で、着工は翌年の1月ですよ。普通は契約したらすぐ着工しますが、サンシティ東の丘の場合は、この半年の間に施工方法の検討会やテスト施工を何度もおこなって、中村さんはそれに延々と付き合ってくれたわけですから。
S様:
本当はね、「こんなわがまま、断ってもいいのに…」と思ったこともあったんですよ(笑)。
I様:
東の丘棟の専門部会は、FさんとKさん、それと今日はいらしていないHさんという方が建築の専門家で。ふつうの管理組合だったら「施工会社が大丈夫といっているんだから」と思うことでも、うちの場合は、専門家がプロの厳しい目でチェックするわけですから。会議も何度もやりましたが、それだって夕方の6時からはじめて遅い時は11時までですよ。中村さんにしたら大変だったと思いますけれど、だからこそ、他にはないよいものができたんでしょうね。
A様:
本当にそうだと思います。
細部にわたるところまでお互いに意見交換ができたからこそ、これだけの工事ができたということですよね。
K様:
苦労もされたと思いますけど、今回はしっかりと誠実に応えてくれましたし。
本当、お互いに忘れられない工事になったと思いますよ。
これから大規模修繕を予定している管理組合の方へ
施工会社を選定する際は、工事の技術力だけでなく、 現場代理人の人柄や施工会社の姿勢なども見極めることが大切だと思います。
管理組合に建築関係の専門家など、知識を持った方がいらっしゃらない場合は、施工会社を決めるまでは厳しい目で選ばなければならないと思いますが、一度、施工会社を決定したら、提案してもらった内容を100%発揮できるように管理組合がお膳立てすることも大事だと思います。施工会社と信頼関係を築きながら、ぜひ納得のいく大規模修繕工事を実現してください。