市場環境

市場背景

「修繕」という小さな市場の大きなニーズ。

行政、不動産、金融、技術革新、製造、エネルギー問題、需要、地理…、さまざまな要素が複雑にからみあう建設業界。社会情況や景気など、どうにも逆らえない事態が原因で、経営が不安定になりがちです。そんな建設業のなかにあって、私たち太陽が専門としている「修繕工事」の分野だけを見てみると…

market(出典:国土交通省「建設工事施工統計」)

新築工事の減少が続くなかで、既存の建物の維持を目的とした修繕工事は安定的に推移していることがわかります。工事全体を占める割合を見ると、平成12年以降は上昇傾向にあり、平成24年には30.3%、全体の約1/3を占めるまでになっています。

このことは、住宅ストックの増加が背景にあります。分譲マンションは、平成25年の時点で日本全国に約601万戸ものストックがあり、居住人口は約1,480万人に登るといわれています。

stock(出典:国土交通省「全国のマンションストック戸数」)

マンション1棟が50戸編成と考えれば、12万2000棟のマンションが建っていることになります。これらのマンションが、国土交通省のめやすどおりに12年おきに大規模修繕工事を実施すると考えた場合、年間で約8000〜1万棟が工事の対象になります。さらに、1回の大規模修繕工事費用が約5000万円とすると、4000億〜1兆円もの市場であると考えることができます。

建設業という大きな枠のなかに入れば、修繕の市場はほんの小さなもの。ですが、主流は新築工事から改修・修繕工事に変わってきています。実際に、国土交通省はマンションの大規模修繕工事をはじめ、維持管理や修繕積立金についてのガイドラインを多数制定し、国を挙げてのバックアップ体制をとっています。

大規模修繕工事の施工は、マンション管理組合さまはもちろん、国も求める大きく絶対的なニーズといえます。
その大きなニーズを早くから察知し、修繕工事の専門会社としての知識・ノウハウを蓄えてきたのが、私たち太陽です。

課題の人手不足も、いち早く対策

invest(出典:総務省「労働力調査」、国土交通省「建設投資見通し」)

テレビのニュースでも特集が組まれるほど、建設業界の人材不足は非常に深刻化しています。建設投資の減少にともない、97年(685万円)をピークとして減少が続いています。2013年は前年と比較して4万人減の499万人。とりわけ、技能工や建設作業者の減少が著しく、技術力のある建設作業員の確保が難しい時代を迎えています。

創業以来40年余、私たち太陽は、足場仮設や塗装、防水、下地補修の協力会社といっしょに、大規模修繕工事の技術とノウハウを積み上げてきました。近年では、資材メーカーを講師とし、資材の性能を最大限に引き出すための工法や材料の正しい取り扱いについて学ぶ研修を随時開催。作業員のさらなる技術向上に取り組んでいます。さらに、お客さまのマンション工事をはじめる前に「テスト施工」をおこない、毎回資材メーカーが発行している仕様書に沿って施工の手順や方法を確認しています。

すべて「いまも、これからも、高い品質を安定してご提供したい」という一心で取り組んできたこと。ですが、それがきっかけで協力会社との絶対的な信頼関係を生んでいます。作業員が成長できる体制を確立しているから、技量が上がり、モチベーションも上がる。すると現場の環境も向上し、次の現場にも活かされる…。

太陽の人手不足解消対策は、上昇のスパイラルに乗っています。