いちばん安全管理でしてはいけないこと。それは、「安心してしまうこと」だと私たちは考えています。「きっと大丈夫だろう」「事故なんて起こらないだろう」とは思わずに、「もしかしたら」とつねに危険を予測しておくことが大切なのです。
現場代理人や作業員はしっかり安全教育されています。マニュアルに従って、毎朝の朝礼で安全点検を徹底し、足場の安全もことあるごとにチェックします。
でも「もしかしたら…」。長い工事期間中には、本人たちも気づかないうちに緊張感が薄れ、危険を予測する感覚が鈍ってくるかもしれません。だから私たちは、その現場とは関係のない第三者で「安全パトロール委員会」を結成し、定期的に巡回します。通園・通学・通勤時間帯の安全通路は確保できているか。ガードマンの配置に問題はないかなど、メンバーには必ず女性をいれ、生活者の視点でも安全性を確認。あらゆる「もしかしたら…」を複数の目でチェックすることで、万が一も起こさないための安全管理を行っています。
念には念を入れて「安全パトロール委員会」が巡回していても、「もしかしたら・・・」があるかもしれません。もしかしたら、日曜や夜間にトラブルが起こり、現場代理人が不在かもしれません。そんなときに備えて、「太陽緊急連絡センター」を常設しています。電話1本で、緊急対応スタッフが現場へ駆けつけます。
「あら、あの人、工事の関係者かしら・・・」。不審者か、工事関係者か。すぐ見分けが付かないようでは、建物の中への侵入をみすみす許してしまうことにもなりかねません。工事がはじまると、さまざまな人たちが建物に出入りするようになります。ふだんとは違う環境だけに、不審者がいてもわかりにくい状況に・・・。だから太陽では、現場代理人と作業員に、遠くからでも目立つオリジナル・ベストの着用を義務づけています。もちろん、上層階からの侵入にも防犯対策を行います。足場が組まれているので、高層階へも上りやすいからです。しかも足場にはメッシュシートがかけられています。これは飛来・落下防止対策などに不可欠なのですが、外から中がほとんど見えなくなり、不審者が紛れこみやすい環境もつくってしまうのです。だから、足場の階段入り口には防犯センサーライトや防犯ブザーを設置。抑止効果を狙います。各ご家庭には補助鍵を配布して2重の施錠を励行。下からも上からも、外からの侵入に対策を施します。
足場が組まれシートが覆われた建物において、不審者がどのように侵入しようとするのか。誰でも容易に想像ができます。でも、相手は窃盗や空き巣のプロ。私たちは防犯のプロではありません。素人考えで「これでよし」と判断するのは早計にすぎるのではないか。そんな発想から、太陽では「セコム」とパートナーシップを構築。防犯のプロの視点を取り入れ、お客さまの財産を守る研究を行っています。