3分でわかる大規模修繕

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いつまでも、あると思うな、建物の健康。

最近の医療には「未病」という考え方があります。病気ではないけれど、健康ともいいきれない状態。はやい段階でこの「未病」のサインを見つけて、しかるべき手を打てば大病への進行を防げる、というものです。

鉄筋コンクリートのマンションは一見、堅牢に見えます。でも目には見えないところで、少しずつ劣化が始まっています。まさに「未病」の状態。新築から3年で、鉄製の手すりなどにサインが現れはじめるとされています。10年も経過すると、外壁にひび割れが生じ、放っておくと亀裂がコンクリート内部に到達して、鉄筋が錆び、膨張して、コンクリートを破壊することもあります。

大規模修繕を実施しなければいけないという法律はありませんが、建物を長く健康に保つには、不具合が生じる前に手を打っておくのが賢明です。

マンションの大規模修繕タイミング

約10年経つと、コンクリートの外壁にひび割れが…。
放置していると、ひび割れがコンクリート内部に届き水分が浸透。鉄筋が錆びて、 躯体そのものの強度も低下します。また、タイルやモルタルが浮き、剥落事故にもつながります。
約10年で、屋上防水層の機能が…。
防水層下のモルタル面にひび割れが発生。防水機能が失われ、躯体の劣化が加速し、階下への雨漏りなどのトラブルを引き起こす原因にもなります。
約3年~5年で、鉄製の手すりや非常階段に錆びが…。
塗膜が劣化して剥げ落ち、錆びてきます。そのままにしておくと腐食してもろくなり、とても危険な状態になります。
約10年~20年で、排水などの設備が錆びて…。
排水管内部に発生した錆びが進行。そのままにしていると、排水管が腐食し、漏水トラブルを引き起こすことも。
約20年経で、敷地内の舗装路に亀裂が…。
年数の経過、重量の加圧とともに傷みます。放置すると、ひび割れや亀裂が生じることがあります。

タイミングは目安。劣化の進み方は建物によって異なります。

劣化の進行は建物によってさまざま。築年数が同じでも、立地や気候条件、住む人の暮らし方などで変わります。大規模修繕の無駄を省き、費用を抑えるためにも、建物がいまどんな状態であるかをきちんと把握することが大切です。人の健康管理は早期発見、早期治療が基本。建物の健康も、しっかりとした診断が、適切な修繕計画づくりの基本です。